加護の件

俺なりの意見ですが・・
謹慎中あの子は何を考え暮らしていたんだろうか?
再びステージに立っている自分の姿だろうか?
普通の女の子に戻り、誰からも干渉されない自由な自分だろうか?
それはきっと本人にしか解らない事だけど、お茶汲みをしている時、最愛の弟を亡くしながら気丈に舞台に立つ偉大なリーダーの姿や、バニーガールの衣装で懸命に歌い踊る女のプライド、そして何より相棒を突然に失い、手探りの中必死に頑張るパートナーの姿を目にしている筈。
それでも何も感じなければそんなのは、嘘っぱちだ。
組織に所属してる限り「自由」には責任が伴うし、はなっから「自由」なんて存在しないかもしれない。
ただ一つだけ言えるのは、初めて日本武道館の舞台に立った感動さえ忘れてさえいなければ、二度目の過ちは防げたと思う。
自分のマイク、自分の曲、自分のファンがいる。
それはとてつもなく幸せな事で、それをいつの間にか当たり前の事だと、感じてしまっていたのではないだろうか。


それは本当に悲しいことだったりする。


だから俺は、ポッシボーの現場に行く。
一生懸命な人間は本当に美しいから。

そして、もろりんが大好きだから。